- First Foods (bum+Tanabe Yuuki)@Bullet's2011.5.27
これより以前にライヴ会場で手に入れたbum関係の音源が101回目のプロポーズとかとにかく大衆的でしょうもないサウンドサンプルをうまい具合に変調した脱力ギャグ系コラージュ?ノイズだったので個人的にツボだったがこの日のライヴも「買ッテヨ〜ネエ〜買ッテヨオ〜」←ピッチシフトして無理矢理でっちあげた子供のだだっ子とかやってて...。く、くだらねえーーーーw!と思いつつもギャグを言い訳にするでも無く上手に演奏するので全くイライラせず。ユーモアが楽曲のエッセンスとして成立するという事を提示しているライヴを久々にみて頼もしく思った。
友人に連れられて初見でビビった。ex.CARAVANA ANARQUISTAのメンバー等による現バンド。CARAVANAの頃からそうなんだけどもうとにかくギターの音でけえ!物理的暴力のレベルででけえ!そしてこええ!ボーカルもベースもなんかこええ!こんな邪悪な雰囲気出してるフリー系バンド初めて見ました。その後地獄のコミュニケーションで再度観て、音のでかさに由来せずとも邪悪な空気がばんばん出ていてやはりすごいと思った。圧倒されました。
一発演奏に長年こだわり続けた結果、新世代バカテクライヴハーシュノイジシャン筆頭の域に達しつつあるんじゃないかと個人的に思っている黒電話666の改造雑音黒電話とMASFオーナーたるAXONOXの自作発信器群によるガチンココラボ。緊張感ある駆け引きとドラマチックな展開で熱かった。「ハーシュノイズってかっこいいなあ」とストレートに感じさせて頂いた。
暴力、狂乱、大騒動。客とバンドのエネルギーが大暴発していて、よかったよかった。
私情を挟み過ぎてしまって詳しく書く気になれない...w
- DFH-M3@EARTHDOM 2011.12.3
ex.C.C.C.C./Mne-micの日野繭子、非常階段JUNKO、花電車野間易通、ex.Mne-mic大西蘭子による新ユニット。日野繭子さんが人前でノイズ演奏をするのは恐らく10年位ぶりではなかったのか。日野さんの基本スタイルが10年前と多分ほとんど変わってなくて(真鍮の板とテルミン)、音も一切ブランクを感じさせない鮮烈などハーシュ!でド感動した。JUNKOさん、野間さん、大西さんの絡みも素晴らしかった。近年の世代のノイズと90'sサイケデリックハーシュのスタイルの違いを生で感じた。また近いうちに観たい。
- NEGATIVE CLIMAX@studio DOM 2011.12.16
コンスタントに音源リリースはするもののライヴは滅多にする事の無い彼等。これまで拝聴していたカセット群では、ATRAX MORGUEにも通じる様な静かに知らぬ間に人の心の暗部に忍び寄り、心の安定を侵食する様な精神汚染陰鬱ダークパワーエレクトロニクスといったサウンドだったが、約半年ぶりに人前に姿を現したこの日はどデスハーシュパワーエレクトロニクスといった風情の圧殺トラックと全てをつんざく女声殺気ボーカルにびびった。それはやけくそに半狂乱になる様ないわゆるジャパノイズ的なそれというよりは、極限まで凍り付いた絶望の様な冷たく鋭い音像であり、やはりこれまでのNCの世界観と根底で通じるものであった。驚きもしたが、同時に「このユニット、やっぱり間違いないんじゃね」と思った。非常に限定された流通経路や部数、極たまにしか行われないライヴ等でなかなかまだ認知されていないのかもしれないが、是非活動を続けて欲しいし、評価されて欲しい。私は推します。
他にも色々あるんだけどきりがないのでこの辺で。