Zr3aHikaruのノイズの思ひで・・・

ここではごく個人的なことを書いていきますのであしからず。

まず最初に僕が入手したガチンコのノイズの音源はメルツバウのCD、「Mercurated」でした。
吉祥寺のユニオンで美しいアートワークに惹かれ、連れていた母親に買ってもらったのです。僕はまだ１０代でした。
それまでメルツバウがどういうアーティストかは情報として知っていたのですが、家に帰り実際に爆音で再生した瞬間のカタルシスは今でも覚えています。
そのとき離れたリビングにいた母親は「すごい音ねえ」と笑っていました。

そして二十歳のころはノイズ狂いになっていまして、都内でノイズのライブがあると必ず行っていました。「ノイズのはらわた」がやっていたのはそのころです。
そのころよく聴いていた音源は何かなと思い返すと、マゾンナの「Ejaculation Generater」でした。僕の中でそのアルバムをヘッドホンで最大音量で聴くのはひとつの儀式のような事になっていました。脳内で高速雑音竜巻が暴れ狂っているあの感じはいまの自分に強く影響しています。

つづく・・・

そのころだったかそのあとだったか、僕はBastard Noiseの音源を買いあさっていたのでありました。
中でも「Descent To Mimas」がお気に入りで冬の寒い日に部屋で一人で暖房もつけずにしんみり聴き入っていたのをおぼえています。
またJohn Wieseのソロワークが大好きで、ロスアプソンでゲットしたHatersとの片面スプリットLP「Split And Collaboration」に収録されているAcrobatsという曲は今でも自分の中でアンセムなのであります。

つづく・・・